top of page

Blog

検索

立冬【きんせんこうばし】

  • 食材辞典
  • 2015年11月17日
  • 読了時間: 2分

歳時記によると、今は立冬の末候にあたり、

【きんせんこうばし】という時期になります。

金せんとは、金色の杯を意味し、

黄色い冠を頂く水仙の別名です。

水仙(ナルシス)と聞くと、

かぐわしい香と、

ナルシストの語源になった

水面にうつる自分に恋をして死んでしまった

ナルキッソスの話を思い出します。

話は変わって、私は食材辞典を作っているのですが、

食材の効能についてご質問頂くことも多く、

これからは歳時記に合わせて、

旬の食材の薬効をご紹介しようと思います。

毎日の献立や、外食の際に思い出して頂けたら幸いです。

今日は、旬のれんこんについて。

実は、今日11月17日は

「れんこんの日」なのです。

理由は存じませず申し訳ありませんが、

私のカーナビも「今日はれんこんの日」と

元気に言っておりました。

れんこんは、秋に食べると良い食材で、

慢性の下痢や、鼻血、不正出血など、

出る系のトラブルを止める作用を持っています。

また、体が乾燥しがちなこの時期なので、

れんこんの肺をうるおしてくれる作用は

嬉しい限り。

特に、れんこんの節は、

かたそうで黒くてポイっと

切って捨ててしまいそうですが、

ここにとても魅力的な効能があるのです。

健康食品やさんなどに行くと、

れんこんの節と書いて

加工された食品が置いてあります。

私の場合は、節だけ切って、乾燥させ

お茶に入れて飲んでいます。

もちろん、節以外も魅力的。

特に、喉が痛い、咳がでる、

気管が弱っている・・・などの時、

私には効果バツグンの、

スペシャルドリンクを作ります。

作り方はカンタンです。

れんこんを皮ごとすりおろし、

しょうがのすりおろしを入れ

ことこと煮詰め、

お塩かメープルシロップをちょこっと入れ、

首のつけねにカイロを貼ってこれを飲みます。

すると、翌朝にはすっきり、

元気に仕事ができる状態になっています。

れんこんのほか、白い食材には、

体をうるおす作用がありますから、

この時期に風邪かな?と感じたら

意識して「白」を食べてみてください。

白=豆腐、ねぎ、大根などなど。

では、次回は小雪のころに「りんご」で

書きたいと思います。

ご興味お持ち頂ける方は、

またお立ちよりくださいませ。


 
 
 

Comments


Featured Posts
Archive
Follow Me
  • Grey Facebook Icon

grotta

© 2015by grotta.  All Rights Reserved.

bottom of page