本当に、結婚、したいですか？

結婚や恋愛は、セラピーのテーマとしてよく出てくる話題です。

このコラムのNO２でも、結婚について書きましたが、

今日は結婚を望む方へ、「本当に、結婚、したいですか？」と

お聞きしてみたいと思います。

理由は、「結婚したい」理由に、どんな気持ちが隠れているか、

結婚に何を求めているかを、

ちょっとのぞいてみて頂きたいと思うからです。

そんなことを思ったきっかけは、

結婚を望む女性の中に、

好きな人がいながら、お見合いをしたり、

出会いを求めて頑張る人が多いことに気がついたからです。

そこで、私の友人の話を書いてみようと思います。

私が大学に入ったばかりの頃、

どこのサークルに入ろうか？とか、

彼氏はやっぱり京大生（京都の大学だったので）がいいなど、

みんなで浮かれておりました。

そんな中、友だちのAちゃんだけが、

「私は将来海外赴任をする商社マンと結婚し、駐在夫人になる」と、

口ぐせのように言っていました。

当時の私には、

自分が海外赴任をするような男性と付き合えるなんて発想はなく、

また、友だちに駐在夫人が出るという想定もなく、

えらく大きな夢があるんだな～と、

聞き流しておりました。

しかし、数年後、彼女は本当に商社マンとの結婚が決まり、

挙式後、すぐにある国に赴任し、5年は帰って来ないという

連絡をくれました。

私は、夢って叶うんだと、驚いたことを覚えています。

そして、めでたく結婚。

彼女は勤めていた大企業の華やかな部署を退職し、

彼について、海外へ旅立っていきました。

後に、私も遊びに行きましたが、

我が家がすっぽり入るリビングがある、

もの凄い大きく豪華なマンションで、

彼と彼女それぞれに運転手のつく、

夢のような生活をしていました。

めでたし、めでたしです。

が、落とし穴がありました。

なんと、赴任して半年後、不況の影響もあり、

ご主人に帰国命令が出たのです。

帰国後は、聞いたことがないような地名の、

小さな古い社宅が二人を待っていました。

海外赴任手当も出ないので、

彼女は、家計の足しにパートに行かなければならなくなりました。

半年前は、大企業の花形部署にいた彼女がです。

彼女は、海外赴任が半年なら、

会社はやめなかったと言います。

加えて、海外赴任をしないなら、

彼とは結婚しなかったとも言いました。

学生の頃から、海外赴任をする商社マンと結婚することが夢だった彼女は、

彼の人格より、彼の条件を気にいって結婚を決めたのでした。

だから、条件がなくなると、

彼は、魅力を失ってしまったのです。

お話は以上です。

すごく好きな人がいながら、

他の人とお見合いするのはどうしてなのでしょうか？

すごく好きな人がいるといいながら、

A君も、B君も良いかも？っと思うのはどうしてなのでしょうか？

好きな人と結婚したいのか？

結婚がしたいのか？

ちょっと、自分の気持ちをのぞいてみて欲しいと思います。

そこで、今日は自分の気持ちをチェックするワークです↓

まず、気になる人がいる人は、

こんな風に考えてみてください。

もし、目の前にいる気になる人が、

たいした経済力もなく、

特に優しいわけでもなく、

あなたの望むことをくれるわけでもないとしたら・・・

あなたは、それでも彼を必要だと思えるでしょうか？

結婚したいと思えるでしょうか？

それを考えてみてください。

もし、そんな彼ならいらないっと思うなら、

あなたは彼自身でなく、

彼の条件に惹かれているだけかもしれません。

それは、決して悪いことではないと思いますが、

結婚がしたいのか？

彼と結婚したいのか？

わかると、また別の道が見えてくると思うのです。

今日はざっくりとした投げかけですが、

読んでくださった方の、どこかに響けば幸いです。

今週は、お休みの方が多い週ですよね。

素敵な非日常の一週間になりますように。

では、また月曜の夜に・・・