幸せの種を探す

先日、テレビで昭和の特撮ヒーローが、

ファンに対してサギまがいのことをしたと、

ドキュメント形式で追いかけていた。

なんでも、

ヒーローに変身するためのグッズを怖い人に盗まれ、

取り戻すのに８０万かがいると、

過去にファンレターをもらった人を探しあて、

直接電話をしてきたそうだ。

もちろん、ファンとは面識なし。

カフェで会って、事情を説明し、

見事に80万をゲットした。

その後も、子供でも分かる嘘を言い続け、

複数の方からまとまった金額を手にして姿をくらましていた。

結局、複数のファンが団結し、

彼の居場所を調べ当て、

ヘルニアで見る影もないヒーローに、

散々の恨み節をぶつけ、

謝罪に返済を迫っていた光景が映し出された。

そこで私は思う。

そんな、誰が聞いてもおかしな話を真に受け、

大の大人が借金をしてまでお金を出し続けたほど、

ヒーローは夢を与えることができたのだと。

冷静な判断ができなくなるほど、

いい夢を見たのだから、

もう、それは夢見賃として、

水に流しても良いのではないかと。

別の話では、少し前に歌舞伎のホープ？と

三流タレントの色恋沙汰でも思った。

なぜ、いい夢を見たと思い、

潔く去れないのかと。

なぜ、テレビで未練がましく語り、

そんなはずないと別れを認めないのかと・・・

後釜に入った彼女を見て、

これなら当然私の負け、と、

身を引くことができないのか？

そこでしなやかに身を引いたら、

それこそ、女を上げる機会になったのではないかと、

私には思えてしょうがなかった。

私の好きな作家に、内館牧子さんがいる。

彼女の言葉で私にとって名言がある。

「私は迷ったとき、そのことが、粋か、粋でないかで判断する」

確か、20代の頃に聞いた言葉だけど、

私は極力、この「粋」論で判断して生きてきた。

時に血迷って、

粋とは真逆の判断、行動をしたけれど、

今こそ、この言葉を胸に今後を生きたいと思い改めている。

ちょっと脱線してしまったけれど、

ようは、幸せの種を探そうのススメである。

恋愛が成就しなかった後に、

彼はダメな人だったのだと言う前に、

恋にときめいた時間をくれたことを、

感謝してはどうだろうか？

今の仕事がつまらないと嘆く前に、

お金がもらえる仕事をもっていることに、

そこで少しだけでも必要とされていることに、

感謝してはいかがだろうか？

お金がないと嘆く前に、

雨露しのげる家があり、

明日のご飯は食べられることに、

ちょっとした旅行には行けることに、

喜びを感じてはいかがだろうか？

私も、昨日の明け方の満月を見て、

バルコニーから月が見えるって幸せ。

こんな4時頃に写真を撮る自由がある私、

幸せっと思って感謝した。

すると、今日はたくさんの嬉しい出来事がやってきた。

どんな状況でも、「幸せの種」を探す。

どうしたら将来一流企業に勤められるかを日々考えていた、

上昇志向の強い小学生だった私だけれど、

今、四十路になって、足元にある、

幸せの種を探す大事さを感じています。

今日のワークも簡単です。

今の自分の、

持っている幸せを探す。書き出してみる。

感じてみる。感謝してみる。

ぜひぜひ、やってみてくださいませ。

きっと、いいことたくさんやってきますよ～

では、また月曜日の夜に。