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言葉と気持ちは同じとは限らない


私がセッションで大事にしていることは、

目の前の方が、口にする言葉です。

言い回しから、「てにをは」、トーンまで、

もっと言えば、発する言葉から、無言の言葉まで、

見逃すことなく、観察することを大事にしています。

理由は、言葉が気持ちを表しているからです。

しかし、言葉と気持ちは同じではないと思うことが多々あります。

「別れたい」とセッションを受けに来た方が、

本当は「別れたくない」という例なんて、山ほどあります。

上司に厳しく言われても、上司が自分を嫌っているとは限りません。

人によって、選ぶ言葉、言い方が違っているので、

自分の価値観で判断すると、意図を間違えることがあるのです。

私も会社勤めをしていたとき、

アシスタントの性格に合わせて言葉を選んでおりました。

同じような失敗をしても、

高学歴で繊細、怒るとすぐ泣く、みたいなタイプには、

怒りを抑えて、できていることをほめる、

そして、「悪いけど直してくれるかな」など、

作り笑顔でソフトに言う。

もう一方は、何を言ってもこたえない(鈍い)性格だったので、

朝から晩まで怒鳴り散らし、日々罵倒の連続でしたが、

2年ほど経ったとき、私が親近感を持っていたのは

繊細ちゃんではなく鈍子ちゃんでした。

繊細ちゃんは、私が鈍子ちゃんに怒鳴る姿をみて、

私はそんなキツイこと言われたことありませんっと、

私はデキル、みたいに喜んでいましたが、

「おんなじだぞ!」と心の中でつぶやいておりました。

なので、キツイことを言われるからと言って、

「嫌われている」とは限らず、

発言の主は、キツイこと、と思っていない場合もあります。

世の中には、口の悪い人もいるし、

口が悪いからといって愛がないわけでもないし、

丁寧だからといって、優しいわけでもなく、

その人の言葉や態度より、奥にあるものを覗いてみる価値はあると思います。

そこで、今日のこころの悩み解決ワークは・・・

高い山の上から、自分にキツイことを言う人と言われている自分を

覗くイメージをする。

同じ目線で言われているとき、コワイ!と思っても、

高いお山の上から見ると、なんだ、ワーワー言ってるだけかっと

受け流せるかもしれません。

目の前の出来事だけでなく、自分や周りを、

ちょっと別の視点から覗いてみてください。

角度を変えると見えることが違います。

辛い時こそ、ぜひ、立ち位置を変えてみてくださいね。

では、また月曜日の夜に・・・


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